今日は語らせてください。
私の大好きな羽生結弦選手のことを…。
日本スケート連盟は、ISUグランプリシリーズ、2020/21の羽生結弦選手の欠場を発表しました。
本人の体調も考慮してのことだが、それより何より自分が動くことで多くの人間が移動してしまう。感染リスクを危惧して、欠場を決めたとのこと。
羽生選手は、本当にマインドが素晴らしい。
こういう配慮ができるのは彼ならではだし、いつも日本人としての誇りを忘れず、頑張っている姿が大好きです。
アンチもいるのは知っています。それだけ人気があって、注目を浴びている証拠です。
彼が好かれる理由、彼が嫌われる理由について、勝手に考えます。そして2019年の世界選手権を振り返ります。
彼が好かれる理由
- 普段中性的な魅力にあふれる羽生選手だが、試合になると急に男の顔になる、そのギャップにキュン死。
- とにかく有言実行、努力家である。
- 礼儀正しい。
- 自分に厳しく、ストイックすぎて心配になっちゃう。もうそんなに痛めつけないで!
- 滑る姿が美しい。(手足が長く、他の外国人選手に比べて恵まれた体型。)
- 体が柔らかく、しなやかである。
彼が嫌われる理由
- 試合が終わると、何かブツブツ言っている
- いい歳してプーさん??
- なんか演技くさい
- 非の打ち所がないから、妬まれる
- 自分の好きな選手の記録を上回った
- 笑顔が嫌
2019年世界選手権
2019年3月、私は埼玉スーパーアリーナで行われた世界選手権の会場にいた。(スポーツ観戦はテレビでしか見たことのない人間です。)
チケット争奪戦の末、なんとかショートプログラムのチケットだけゲットできた。
選手として年齢的にも厳しくなってきたし、怪我も多かった。いつスケート人生に終止符を打ってもおかしくないし、日本で、しかも自分の家の近くで見られるチャンスは逃すわけにいかない。
アイスショーには興味がない、あくまで競技スケートで本気の羽生結弦が見たいのだ。
会場は寒いかと思いきや、熱気でむしろ汗が出るほど暑かった。
日本人はマナーがあるので、露骨な選手差別はしないが、会場のほとんどが羽生ファンだったろう…。
とにかく生で見る羽生選手の線の細さ、美しさ、ジャンプの高さ。
私は、一流を見るのが大好きだ。
観覧している羽生ファンは、演技が始まると皆胸の前で手を組んで祈り出すんです。あの一体感というか、全員の思いが会場で一つになるんです、
「跳べ、羽生!」と。
あれだけ多くの人間の思いが一つになった時のエネルギーは、一体どんなパワーになるんだろう?
お正月の神社でだって、一斉に祈る場面はあるが皆それぞれ違うことを思っているだろうし…。
羽生結弦が凄いのはここだと思う。
そして決戦のフリープログラム。
テレビの前で正座して観覧。やはり胸の前で手を組んで祈る。「跳べ、羽生!」
ネイサンチェンには勝てなかった。
負け惜しみだろうがなんだろうが、羽生の選手の闘う姿は私の心を揺さぶった。思い出すだけで、胸にこみ上げてくるものがある。今でも泣きそうになる。
魂の滑り、闘う男。自分よりもずっと若い青年から何かを教わった。
滑り切った後のあの顔の凛々しさ、美しさ。
本当に感動した。
日本人は結果より過程に美を感じる人種なのだろう…。
また、滑る姿を見たいです。