冷蔵庫の中身で争う母と娘
実家の冷蔵庫は、昔からものがいっぱいです。母が若いころは、それでもある程度中身を把握していたでしょうし、何か被害を被ったこともなく、特別気にはしていませんでした。でも、歳をとった母は、もう冷蔵庫の中身を把握できません。そして、捨てることもできません。何を言っても、「大丈夫、もったいないし」と、聞いてくれません。
冷蔵庫の省エネ対策は?
- 庫内に物を詰め込みすぎない
- ドアの開閉を少なく
- 熱いものは冷ましてから
- ドアパッキンの痛みに注意
などがあります。物を詰め込みすぎると、中身を探せないので、ドアを開けている時間が長くなります。冷蔵庫の中に空間があれば、冷気の循環もよくなって効率よく冷やすことがでます。パッキンが痛んでいると、中の冷気がもれて、これもよくありません。
もったいないのはわかるけど
日本にはとっても素敵な言葉があります。「もったいない」。
戦後物や食料がない時代を生きてきた人達にとって、それは当たり前のようにしみついていることだったのでしょう。
そんな親に育てられてきた我々アラフィフ世代にも、まだ辛うじて「もったいない」はしみついていると思います。それ自体は素晴らしい言葉です。
私の母は、現在78歳。近頃若干の痴呆症を患っております。
私の母ももれなく、「もったいない」が口癖です。ちょっとだけ残ったおかずとか、全部タッパに入れて、冷蔵庫に保管。それは昔からそうでした。
でも歳をとってから余計にそのようになっていき、もう冷蔵庫がパンパン。缶ビール一つ冷やすにも、テトリスみたいで、スペースを確保するのも大変です。使いかけの調味料もた~くさん入っていて、もうこれじゃ冷えないよ!!!って言っても、言うことは聞いてくれず。もう長年しみついた思考は、歳を取れば取るほど変わりませんね。
昔の人だから、賞味期限とかなくても、動物的な感みたいなもので食べれる食べれないは判断できるのだと思うけど、出されるこっちとしては、恐怖です。
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
冷蔵庫からおきた悲劇
娘が夏に、実家で牛乳をもらうと、飲んですぐ吐き出したのです。「どうした?」と聞くと、「なんか変な味がする~」というので、匂いをかぐとやばい匂いがする。牛乳の賞味期限を見るともう2週間切れてます。夏場でそれは無理です!!!
つい先日事情があって、母が入院しました。兄と実家を訪れた際、ここぞとばかりに冷蔵庫を一掃。出るわ出るわ、期限切れの調味料、いつのかわからない中身の入ったタッパ。そして液だれしている野菜のかずかず。中には我が娘の9歳よりも年上の調味料まで発見され…。恐怖です。父は、そこまで目が行き届かないので、母の入院と重なり、野菜などはほぼ腐っており、すべて捨てました。
結局、捨てることになるなら、どっちがもったいないですかね?
本当にもったいないなら、
- 食べる分だけ購入して、残さず食べきること。
- 冷蔵庫の中身を把握し、買うものをリストアップしてから買い物にいくこと。
- 保存食は、冷蔵不要の物
にするべきです。私は、母の冷蔵庫を反面教師にして、必要最低限の食材しか入っていません。
どっちがもったいないんですか?っていう話でございました。
↓ 応援お願いします。